ファスナー付きあおりバッグの作り方で共有しておきたい点

こんにちはakieです。

いつもyoutubeをご視聴頂きありがとうございます。

こちらでは、動画では伝えきれなかったアドバイスや気を付けて頂きたい点、それから動画制作をする時には、必ず試作を何度も修正して、それから動画撮影で作っていますが、それでももっとこうしておけば良かったな🤔と思う点があるので、そういった点を、これから制作される方に見て頂いて共有できればと思います。

◆気を付けて頂きたい点

このバッグは直線縫いだけですが、段差が多いので、段差を上る時には押さえの後ろに生地と同じ厚みの布を挟んで押さえを平行にして縫って下さい。そのまま縫うとミシンが進みにくくて、目幅が狭くなってしまいます。

 そして段差を下る時は押さえが浮いて、生地がちゃんと押さえられていない状態なので、そのまま縫うと目飛びの原因になってしまいます。段差を下る時には目打ちで生地が浮かない様に押さえて縫って下さい。

 段差を縫う前に生地の重なった部分をハンマーなどで叩くか、音を立てたくない場合はペンチで挟んでおくと厚みが軽減できます。

もう一点、ファスナー蓋はしっかりしていた方がファスナーの開け閉めがしやすいので接着芯は中厚又は厚手のハードタイプがお勧めです。

もし、あまり厚みがない生地を使いたい場合は、型紙Eの生地全体に薄いソフトタイプの接着芯を貼って、その上に型紙Hの接着芯を貼って作ってみて下さい。

 

◆もっとこうしておけば良かったと思った点

ファスナー蓋と見返しを縫い合わせる部分の距離をもう少しだけ長くすれば良かったと感じています。ファスナー蓋と見返しを重ねて縫う部分が長い方が開け閉めが安定するので、動画ではファスナー蓋の端から1cmのところに印を付けて両サイドを縫っていますが、もうちょっとだけ長く1.5㎝のところで印を付けておけば良かったと感じています。長くバッグを使うと使い始めよりくったりと柔らかさがでてくるので、ファスナー蓋の部分が柔らかくなっても開け閉めを少しでも安定させる為に、もうちょっとだけ長くしておけば良かったと感じました。

 なので、これからバッグを制作される方は1cmではなく1.5㎝のところに印を付けて両サイドを縫って頂いた方が少しの違いですが、より安定してファスナーの開け閉めができると思います。

 

◆家庭用ミシンで作る場合のアドバイス

家庭用ミシンで作られる場合は11号帆布がお勧めです。動画のエンディングに掲載している試作で作ったグレーのバッグはコットンプラザさんで購入した11号帆布を使って作りました。生地が重なった部分の厚みが不安な場合は。型紙Aの接着芯と型紙Cの接着芯の角4カ所を1cm角で切り落として下さい。(下記写真の矢印部分)

 先程も書いていますが、生地の重なった部分はハンマーで叩き潰して厚みを軽減してから縫って下さい。生地を折り返した部分はしっかりとローラーをかけるかアイロンを掛けるだけでも縫いやすくなります。

 段差を上る時は押さえの後ろに布を挟んで、下る時には生地を目打ちで押えて下さい。針は厚物用がお勧めです。

 家庭用ミシンでも厚物を縫うコツを掴めばしっかりとした形の自立するバッグが作れます。是非、挑戦してみて下さい。

(11号帆布で作った持ち手の部分は生地を70㎝×16㎝で裁断して四つ折りにして作っています。)

 

◆裁ち図

                         (生地幅110㎝)

裁ち図を作りました。生地を購入の際の目安にして下さい。

表布は生成りとピンクのそれぞれが40㎝は必要です。

持ち手を縦に裁断する場合は70㎝は必要になります。

裏布は内ポケットを含めると70㎝は必要になります。

 

以上

それでは、バッグ作り頑張って下さい!!😊👍